20 代〜40 代で会津美里町に住居か勤務地があること。
令和6 年の春彼岸デビューを目指して練習に参加できる方(練習動画の提供あり)
※性別は問いませんが踊り手は体力が必要です。
詳しくはお電話でお問い合わせください。
西勝彼岸獅子舞保存会 TEL:080-5560-1833(小池)
西勝彼岸獅子舞は会津美里町字西勝に伝承される獅子舞で、太夫獅子、雄獅子、雌獅子の三体で舞われる獅子舞です。毎年・春の彼岸の春分の日を中心に町内と西勝集落を踊り子、笛、太鼓など保存会員によって舞を披露しています。
寛永3年(1626)西勝集落が大火により全焼し、後、天明の大飢饉、その後の疫病によって村の人口が半減した寛政10年前後に、獅子の霊力にあやかろうと、火伏せと五穀豊穣、死者の供養のために、招致したものと伝えられています。
会津の彼岸獅子はエンターテインメント・興行として大変な人気で、ひいきの獅子団には熱狂的なファンがついたそうです。以前は会津地域に30数団体ありましたが、今では約7団体ほどに減少してしまいました。西勝の彼岸獅子は、昭和43年に会津高田町無形文化財に指定を受け、集落全土が保存会の会員となって今日に至っています。舞は代々集落の長男のみに受け継がれてきましたが、現在では地域の有志たちによって守り伝えられています。
小松彼岸獅子(会津若松市北会津)
天寧彼岸獅子(会津若松市)
本滝沢彼岸獅子(会津若松市)
下柴彼岸獅子(喜多方市)
中村彼岸獅子(喜多方市)
赤枝彼岸獅子(磐梯町)
西勝彼岸獅子(会津美里町)(2022年現在)
「獅子頭」や「衣装」、「振り付け」は各獅子団によって違いがあります。
戦前まで、旭、永井野、高田、冨川などの他、隣接する会津本郷町にも出動し彼岸入りから一週間、踊ったそうですが、現在はお中日(春分の日)の1日だけになっています。
その踊りは優雅なものもありますが、屈伸をくりかえすような体力を消耗する動作も多く、「筋肉痛でトイレでしゃがむこともできなくなる」とのこと。↓ これはキツそうです!
5、唄流しの歌詞
参りきてこちのお庭を眺むれば 四方四形の枡形の庭(地)
参りきてこちのお庭を眺むれば 黄金小草が足にからまる
千早振るこちの社(屋敷)に松植えて 松もろともに氏子繁盛
参りきて香の煙を眺むれば 天に昇りてむら雲となる
玉すだれ上げつ下ろせしまた上げつ 陰の女郎花と見えけり
この弓は神に召されし弓なれば 天に響きて弦音するらん
この寺の煙は細けれど 天に昇りてむら雲となる
誠にも関所結びの神なれば 雌獅子雄獅子を逢わせ賜えや
この町は縦に十五里横七里 入りは良く見て出るに迷うな
国やすく御民豊にわが獅子の 守りますものあらわなりけり
前田新著 西勝彼岸獅子舞考 (歴史春秋社)より